トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID 2019の完成写真です!



(拡大します)
今回は、私にとって初めての情景(ジオラマ)となりました。
『TOYOTA TS050 HYBRIDのすべて』にあった、優勝直後の紙吹雪をかぶったTS050の写真が印象的だったので、それを再現することにしました。

走行直後で左ドアが開いた状態になっていたので、それを再現することに。ただ、左ドアを開けるのはいいけれど、その裏側がどうなっているのかが資料本やネットで調べても分からないので困り果てていました。そしたらラッキーなことに、1月に行ったオートサロンに実車があり、ドアを開けてくれていたのでドアの裏側を確認することが出来ました。意外と複雑だったので「面倒だな...」とか思ってしまいましたが、せっかくなので、なるたけ再現してみました。



汚し塗装(ウェザリング)は、ガイアのエナメル塗料でやっていきました。

せっかくきれいに作ったものを汚していくのは、かなりためらいが。まあ、いざウェザリングを始めたら楽しかったんですが、結果、ちょっとやりすぎてしまいました。もう一歩、二歩手前でやめておいたほうがよかったのかも。


ベースの青と緑の布は蒲田のユザワヤで購入。わざとシワを寄せてそれを両面テープで貼り付けました。『24h LE MANS』『ROLEX』のロゴは切り出したアイロンプリントです。このロゴの部分、大変そうだから省略してしまおうかとも思いましたが、やったら何とかなったのでよかったです。布のシワと金の紙吹雪であまり見えなくなってしまったのが残念かも。



最後に金の紙吹雪を散らしていきました。といっても、紙吹雪をただ散らすだけだとすぐに飛んでいってしまうので、金色の「ラピー」を切り出して貼っていきました。貼った紙吹雪、あとで数えたら約3600枚でした。なかなかの枚数ですが、それでも最初にカッターマットに貼った分だけで済みました。8メートルのラピーを2個買ってあったのですが、1個で十分でしたね。

これを貼るときは、録画していた「ザ・カセットテープ・ミュージック」を見ながら(聞きながら)、リラックスした状態でやっていたので、時間はかかったけれど、つらいとかはなかったですよ。



あーあ、せっかく作ったから、3/7にあるはずだった「オートモデラーの集いin横浜 2020」に持って行きたかったなー。何年か続けて作っていた『デコ(
レヴェントン)(
ミニ)(
ピンククラウン)』のように、パッと目を引くものが出来たと思うので残念でした。
HPにも完成写真を載せましたので、そちらもご覧ください。

それではまた!
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さて、ここからはウェザリング(汚し塗装)をして、ラストスパートです!

(ちょっと長いです)


↑ 1月に行ったオートサロンに実車があったので、クルマがどんな感じで汚れているのか観察しておきましたよ。

やっぱり、白いところの汚れが目立ちますね。タイヤ付近や、風が当たるところが特に汚れているみたいです。

↑ フロントの黒い部分には泥ハネがあるようです。ここは事前に見ていた資料写真では分からなかったところだったので、実車で確認できてよかったです。


↑ ただ、実車を観察していて、若干の違和感を感じていました。クルマ全体がつや消しになっていて、グロス(つや有り)のところが全然無かったんですよねー。なんだかのっぺりしているというか。

元々、24時間前のスタートのときにはピカピカだったはずで、いくら高速で長時間走行して汚れたとしても、全部が均一につや消しということはないのでは。人が触れて汚れが拭き取られたような箇所もあったのに、そこもつや消しなのはおかしいでしょう。オイル汚れだったら少し光っているくらいじゃないでしょうか。

で、あとで思いついたのですが、このクルマは優勝直後の汚れた状態を維持するために、全体に保護用のつや消しクリアが吹かれていたのかも。確かに、そのままだったら誰かが触ったときに汚れが落ちてしまうし、逆に服などが触れたら服が汚れてしまうでしょう。

これに気づく前は「全体をつや消しにした方がリアルなのか?」「いや、そんなはずはない?」と、どうすればいいのか自分の中で迷いがあったのですが、それに気付いたので、つや消しクリアを吹くのはやめにしました。

↑ さて、ウェザリングをするのに、こちらの塗料を準備しました。

他にも、外国メーカーのウェザリング専用塗料などもあるみたいですが、よく分からなかったので、とりあえず扱いやすそうなガイアの塗料を選びました。

↑ ということで、まずは準備から。
クルマはホイールを外し、少し浮かせた状態で台にネジ止めしました。左ドア部分は、内部が汚れないようにティッシュを詰めてからマスキングしておきました。


↑ まずは『煤(すす)』でウェザリング開始!

歯ブラシにつけた塗料を、竹ひごで弾いて飛び散らせていきました。
あとはエアブラシで全体的にも。ところどころ、筆でドライブラシもしています。
人が触れて汚れが落ちたところは、エナメルシンナーをつけた綿棒で拭き取って表現してみました。
左ドアの外側も同様にやっていきましたよ。

↑ フロントには泥ハネらしきものがあることを実車で確認していたので、『埃(ほこり)』を、同じく歯ブラシと竹ひごでウェザリングしていきました。このやり方は「スパッタリング」っていうのかな?


↑ 上面が見えるフロントタイヤは熱で溶けたようになっていたので、それはこちらの「鋳造表現塗料(ホワイト)」を筆塗りして表現しました。このあと濃いめのグレーを吹いてタイヤの色にしましたよ。


↑ そんなこんなを繰り返して、ウェザリングは終了!


↑ それから、資料写真を見ると、片側のシートベルトが外に放り出されていたので、それも再現しました。ミシュランのキャップは左前輪付近に置きました。どちらも両面テープで止めています。


↑ 左ドアを取り付けて、クルマは完成!

もう動かさないので、左ドアはこの状態で接着しちゃっています。

↑ そしたら、青と緑の布を貼ったベースに固定しました。

これで、優勝直後、ドライバーの中嶋一貴がクルマを降りて表彰台に向かっているときの状態になりましたね。

↑ そのあと、表彰時に舞った金色の紙吹雪も再現したいので、こちらのラピー(金色)を使います!

紙吹雪をただ散らすだけだと、動かしたり息を吹きかけたら飛んでいってしまうので、のり付きのテープ(ラピー)を貼って再現することにしました。

↑ 資料写真から紙吹雪の大きさを割り出して、カッターマットに貼ったラピーを1.0mm×2.5mmにカットしていきました。


↑ で、それを1個1個、ピンセットを使って貼り付け!

クルマの上に散らばった紙吹雪は、なるたけ資料写真通りに貼っていきましたよ。
ということで、今回はここまで。
次回は真の(?)完成写真です!
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情景のベースが出来たので、その他の小物を作成していきましょう!


↑ まず、クルマの左後ろあたりに投げ捨てられているフラッグですが、こちらの印刷できる布「布プリ」を使って作っていきたいと思います。
それっぽく折り曲げておけば、印刷した紙でもいいような気もしたのですが、やっぱり布の感じがあったほうがいいんじゃないかということで、ネットで購入しました。こんなのがあるんですねー。


↑ で、その「布プリ」にインクジェットプリンターで印刷しました!

元ネタ写真を見ると、フラッグは裏返った状態で置かれていたので、GRのロゴは反転して印刷しました。日の丸は表裏の関係がないのでそのままですよ。

↑ 資料写真を見ながら、印刷したやつを折ったりしてみました。

どう?フラッグに見えるかな?

↑ で、(印刷していない)裏側が見えるところにはエナメルの赤を吹いておきました。


↑ 作成したフラッグとクルマをベースの上に置いてみました!
おおっ、それっぽくなってる!?

フラッグの柄(え)は真ちゅう線で作成したものです。

↑ せっかく作ったフラッグですが、なんだか色がくすんでいる感じがしたので、EX-クリアを吹いてみました。そしたら赤色の部分がだいぶ鮮やかになってくれましたよ。


↑
元ネタ写真をよく見てみると、左前タイヤのあたりにミシュランマークが入ったキャップ(帽子)が置かれています。
それを再現するのに、ちょうど手持ちにあった、タミヤの「ラリーメカニックセット」の部品を使うことにしました。


↑ こちらのパーツを使いますよ。ドライバーがかぶっているキャップですね。


↑ キャップは、折りたたまれた状態みたいなので、後ろ側を削ってそれっぽくしておきました。

デカールはラリーメカニックセットに入っていたものでは少し足りないので、色々組み合わせていきます。

↑ 色を塗って、デカールを貼り、つや消しクリアを吹いてキャップが完成!

左前のタイヤの上あたりに置きますが、気付いてもらえるでしょうか!?
今回はここまで!
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とりあえずノーマルの単体で作っていたTS050(2019)ですが、実は初めから情景モノにするつもりでした。なので、クルマ本体を作りつつ、ベース作りなどの準備をしていました。

で、どんな情景にしたかったかというと...

(『TOYOTA TS050 HYBRIDのすべて』より)
↑ 2019年、ル・マン24時間レースに勝利した直後のTS050(8号車)です!(
元写真)

(この写真では寄りすぎていて状況が分かりづらいですが、引きの写真があるのでご確認ください。[
写真1] [
写真2])
表彰台の下に用意された布の上に止められて、金色の紙吹雪が散らばっています。24時間走り続けて、クルマはだいぶ汚れていますね。

左ドアが開いたままで、外したシートベルトが外にはみ出ています。また、日本国旗とGRの旗が後方に投げ捨てられて(?)います。
そう、この写真の様子を再現したいということなんです!
レースのテレビ中継を見ていたとき、表彰台に金の紙吹雪が舞う、この様子はすごく印象的でした。

↑ まずは、情景ということで、台を用意しないといけません。

いつも飾っておくのに使っているものよりも大きい、315mm×235mmのディスプレイケースをネットで購入しました。この上にアクリルのカバーが付いています。
中心部にはボルトで固定するための穴を開けておきました。

↑ それから、下に敷く青と緑の布を蒲田のユザワヤで買ってきました。余りそうだけれど、とりあえず50cmずつ。コスプレ衣装などに使う布などを置いているフロアで買ったのですが、光沢があってきれいな布でした。

(白い布は買ったけれど使いませんでした)

↑ それから、白色と金色のアイロンプリントをネットで購入しました。

こちらは、最初の元ネタ写真をよく見ると分かるのですが、敷かれた布の青色部分に金色の三角形、緑色部分に『24h LE MANS』『ROLEX』のロゴがプリントされているので、それを再現するために使うものです。

↑ まずは、簡単そうなやつから。青い布に金色のアイロンプリントを貼ってみました。

ハサミでチョキチョキと三角形に切り出したものを布の上に並べ、アイロンで熱を加えて、最後に保護フィルムを剥がしたら出来上がり!
これは簡単でしたよ。

↑ 面倒だったのは白い『24h LE MANS』と金の『ROLEX』のロゴです。

まずはネットで見つけたロゴの画像を反転して、普通紙に印刷しました。

↑ そしたらそれをスプレーのりでアイロンプリントの裏側に貼り付けて、定規とフリーハンドを併用しながら切り抜いていきました。バラバラにならないよう、一番下の保護フィルムまでは切らないようにしましたよ。
切り終わったら、不要な部分はピンセットを使って剥がしていって、使用する部分だけ保護フィルムに貼り付いて残しています。型紙に使った紙は、裏側に貼られた薄い保護フィルムの上に貼っていたので、きれいに剥がすことが出来ました。



↑ かなり時間がかかったのですが、切り終わりました!

ふぅ~、大変だったぜ...。


↑ そしたら切り抜いたやつを緑色の布の上に並べ、このあとアイロンを押し当てて貼り付けていきました。


↑ 両面テープを使い、アイロンプリントした布を貼っていきました!

資料写真を見ながら、ちょっと斜めにして、シワを付けていきましたよ。
実物は、青と緑の布は分かれているわけではなくて、青と緑に染められている一枚の布なんですよねー。だけど、布をきれいに染めるのは難しいので、こんな感じにしました。

↑ そしたら、ベースの上にクルマを載せてみました!

(ウェザリングはまだしていません)
どう?それっぽくなっているかな!?

ロゴの部分は、実家にまだあった『プリントゴッコ』(懐かしい!?)を使って印刷しようかなと最初は考えていましたが、アイロンプリントで済んだのでよかったです。

今回はここまで!
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