改造して作っている『マジェスタ』はいったん脇に置いといて、今回は『ロイヤル』の進捗と、まとめて作っているものの状況です!


↑ ホワイトパールのボディーカラーにしたロイヤルですが、窓枠はメッキ調にする予定なので、マスキングして黒を吹いておきました。



↑ そしたらウレタンクリアを吹きました!

通常ならば、この前にエンブレムなどのデカールを貼るのですが、今回はどれもエッチングやメタルインレットなので、この時点で貼るものはありませんでした。
あとは硬化するのをしばらく待ちましょう。

ロイヤルとマジェスタ、2台同時に作っているので、まとめて作れるものは、まとめて作っています。

(上:マジェスタ、下:ロイヤル)
↑ シャシーはどちらもセミグロスブラックだけで済ませちゃいました。

このキットのシャシー、元々はスプリングを組み込んだりする複雑な機構があるので、組み立て説明書の指示は「無塗装」だし。実車はボディー色なのかもしれませんね。

マジェスタの方は、
ニコイチにして、3㎜ほどホイールベースを伸ばしています。

どちらもディスプレイケースに固定するための、4㎜径のプラ製のナットを中心部に取り付けていますよ。



↑ ウィンドウです!

こちらもだいたい同じなので、一緒に塗装しちゃいました。
内側にクリアグリーンを吹いたあと、キット付属のマスキングシールを使ってセミグロスブラックと内装色で塗り分けました。マスキングシールって、便利で大好き!!

フロントの上部にはクリアブルーを吹いたけれど、ちょっとうるさかったかな?


↑ マジェスタのナンバープレートのデカールはレーザープリンターで印刷しました。

データの作成は意外と面倒なのですが、今回は現行モデルなので
トヨタの公式HPの画像を白黒反転しただけで、あっさり作ることができました。

古いクルマだと、写真を加工するとか、似ているフォントを自分で探したりとか、結構面倒なんですよねー。


↑ ディテールアップパーツセットのエッチングパーツ(の裏側)にデカールを貼って、ナンバープレートが完成!

ロイヤルのものはもちろん、キット付属のデカールです。
どちらにも半ツヤのクリアーを吹いて仕上げていますよ。
あんまり進んでいないので、今回はここまで!
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日曜7時は、どれ観ればいいのー!?

...さて、「クラウン ロイヤル」を改造して「クラウン マジェスタ」を作っていますが、両者(両車?)で一番わかりやすく違うのはフロントグリルです。今回はそのフロントグリルに取り掛かります!



(上:ロイヤル 下:マジェスタ)
↑ こちらが実車のフロントグリルです。前に出した写真と同じでごめんなさい。

ロイヤルのルーバーは横方向ですが、マジェスタでは縦方向になっています。しかもまっすぐではなくて、上側で花のように広がっています。全体の形も、ロイヤルのようなきれいな逆三角形ではなく、すぼまった部分が少し広くなっています。
下側も変わっていて、下部にメッキされた台があり、フォグランプも変わっています。

うーん、意外と面倒か!?


↑ まずは要(かなめ)となる、縦方向のルーバーの製作です。
HS250hや、
トラッドサニーのフロントグリルを作ったときと同じようなやり方でプラ板を重ねて作っていきました。

今回の場合は、0.3㎜厚と1.5㎜厚のプラ板を細切りにしたものを、互い違いに並べて接着しました。


↑ とりあえず先ほど作ったものを押し込んでみました!

ちょいガタガタだけど、まあ、こういうことだよね!?

枠(わく)の部分はロイヤルのものを流用していますが、マジェスタでは下のすぼまった部分が広がっているので、ボディー側を削って、枠も曲げて広げました。
さすがに簡単には済まなそうですねー。


↑ 途中経過です。

ボディー側も少し形状が変わるので、ポリパテを盛って形を作っていきました。

ルーバーの前後方向は、大きめのビットを付けたリューターでちょっとずつ削っていって形を整えましたよ。

↑ 下側の台を付けたりして、だんだん形になってきたかな!?


↑ もうちょっと進んだ途中経過です。
クラウンのエンブレムを置いてみました。フォグランプを囲むリングは、4㎜径のプラパイプを斜めに切ったものです。


↑ サイドシルパネルも形状が少し変わるので、こちらもポリパテを盛って形を作っていきました。


↑ いろいろやって、ある程度カタチになってきたので...

↑ 1回目のサフを吹きました!


↑ フロントグリルの出来は悪くないかな!?

けど、要修正個所がたくさんあります。

やっぱ、まだまだ時間がかかりそうだなー...。
今回はここまで!
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前回はボディーをニコイチにして全長(ホイールベース)を伸ばしました。でも、それよりも「ロイヤル→マジェスタに改造」の最大の難関は、ホイールだと思っていました。今回はそこに取りかかりますよ!

(ちょっと長いです)


↑ こちらは実車のホイールです。中心からスラッと細いスポークが20本出ていて、その途中に折れ目があり、そこから少しえぐれて立体感を強調しています。なかなかカッコいいホイールなので、ぜひこれを再現したいのですが、これがけっこう難しそう。

「ロイヤル→マジェスタに改造」のネタを思いついてから、これをどう再現するかずっと(1年以上?)考えていました。いろいろやり方はあると思うのですが...
【再現案 その1】他キットのホイールを流用 まずは簡単に、そっくり、あるいは似ているものを他キットから持ってきて移植するという案。

BBSホイールとかに変えるならば別売りのホイールが色々と出ているので割と簡単なのですが、逆に純正ホイールに変えようと思うと、これが意外と難しいんですよね。
ことあるごとに、スポークが20本あるクルマのプラモはないのかをネットで調べたり店頭で探したりしたのですが、うまく流用できそうなものは見つかりませんでした。


↑ で、一番イメージが近いと思ったのは結局、先々代マジェスタのホイールでした...。それでも全然違いますけどねー。
【再現案 その2】自作してレジンで複製 ホイールを自分で改造して作って、それを4つ複製するという案。


↑
HS250hのときにはこのやり方でした。この時はまあまあうまくいったのですが、今回のような20本もあるスポークをきっちり揃えて並べるのは難しそう。原型をきれいに作ったとしても、複製するとバリとか歪み(ゆがみ)などが出るので、それもイヤなんですよねー。

...とそんな中、出てきた案が、
【再現案 その3】3Dプリンターで作成! やーりました!時代の流れというか、なんというか、いま流行の3Dプリンターで作っちゃうという案です!!!

前述の再現案はどれも難しかったので、これで進めることにしました。
前々から興味はあったのですが、最近だいぶハードルが下がってきたので、挑戦してみましたよ!


↑ フリーの3Dモデリングソフトでデータを作成しました!

実はここまで仕上げるのに、何度もやり直して、マジで朝から晩まで丸一日かかりました...。セーブを忘れるくらい没頭して作っていたら、PCが突然再起動しちゃってガックリ、なんてこともありました。


↑ ネットでデータをアップして、注文したら3日後に届きました。(早い!)

注文するときに素材を選ぶのですが、よくわからなかったので2種類の素材で注文しました。素材によって仕上がり具合と値段が違います。


↑ まず、こちらの素材は『ナイロン』です。

比較的安い(約800円)ので、これがきれいに出力されていたらラッキーだと思っていましたが、白くて見えにくいけど、やっぱり粗い仕上がりでイマイチ...。

触った感じもフニャフニャでコシがないので、そのままホイールとしては使えませんねー。今回の用途向けの素材ではなかったようです。


↑ で、こちらの素材は『アクリル(の高い方)』です。

こっちは高くついて、5千円ちょっとかかりました。高いけれど「精密部品や稼働部品向けの超高精細な造形」とのことだったのでこちらが本命でした。

やっぱりナイロンと比べると仕上がりは雲泥の差で、細かいところまでしっかり再現されています。素晴らしい!

素材が半透明なので表面状態が分かりにくいのですが、期待以上の仕上がりです。適度に硬さもあって、タイヤをはめても潰れたりはしませんでした。


↑ 半透明で表面状態がよく分からなかったので、表面をペーパーでならしてから、プラサフ(Mr.プライマーサーフェイサー1000)を吹いてみました!

クラウンのマークは凄く精密に再現されているけれど、側面はスジ状の凹凸が結構ありました。
ちなみに、プラカラーを直接吹いたら少しこするだけでポロポロとはがれてしまいました。やっぱりプラとは違うんですね。プラサフとの相性はいいみたいです。


↑ そして、いろいろやって、こんな感じ!

スポーク外周側のえぐれが浅かったので、えぐれを強調しました。あとはスポークの側面がガタガタしていたので、セラミックカンナで削って滑らかにしました。

前のとの違いがあんまり分からないかな?

↑ そのあと黒を吹いて...


↑ メッキシルバーNEXTを吹きました!

このあとクリアコートする予定なので、輝きは落ちると思いますが、なかなかいい感じではないでしょうか!?

クルマプラモはホイールがヨレヨレだとやっぱりおかしいので、ホイールを3Dプリンターで出力するというやり方は結構いいと思います。今後も使えそうですね。
だけど、なんといっても価格が高いのがネックでしょうか。1個だけ3Dプリンターで出力して、それをレジンで複製すれば安く済むのかも。だけど面倒だし、複製すると若干収縮したりゆがんだりするのがイヤなんですねー。または材料費を削るためにリムの部分を省略するとか!?

3Dプリンターでの出力は、だんだんもっと手軽に安くなっていくのでしょう。
そのうち「全部3Dプリンターで作ったフルスクラッチです」とかになるんでしょうねー。でもそれって、なんだか違和感を感じるのは私だけでしょうか。もはや「プラモ」じゃないし。今回のホイールにしても、ちょっと反則みたいな気がしています...。

まあいいや、今回はここまで!
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