ボディをいじっていく準備ができたので、どんどんやっていきましょう!

まずは、側面からやっていきます!


↑ こちらは『新型プリメーラのすべて』に載っていたプリメーラの広告です。

フロント、リアとも、なだらかに繋がっていて、モノフォルム感が分かりますね。

↑ で、特徴的なのは、このサイドウィンドウ下からの台形です。(写真は都合により左右反転しています)
このあたりを特に意識しながら、やっていくことにしました。


↑ 側面図を重ねたときに気づいたのですが、SAIと比べるとプリメーラはサイドウィンドウの下のラインが低いようです。なので、広げるところまで鉛筆でしるしをつけて...


↑ 棒ヤスリなどを使って、広げていきました!


↑ 今度は、先ほどお見せした台形を作っていきたいので、側面の上部分にシアノンを盛っていきました。


↑ そしたら、エッジを作るのを意識しながら、#180の粗目のペーパーでガリガリ削っていきました!


↑ ホイールアーチ部分はオーバーフェンダー風になるので、元の部分の位置に蛍光ペンで色を付けておいて、残す部分が分からなくならないようにしておきました。


↑ この部分はリューターを使って、ゴリゴリと削り込んでいきました!


↑ 削りすぎたり、足りないところにはまたシアノンを盛って...


↑ また削って、整えていきました!

『サイドウィンドウ後ろからテールランプへのライン』を意識しながら削っていきましたよ。
下側は、すぼまる感じに削りました。
...近づいてきてはいるんでしょうけれど、実車のパキッとした感じが全然ないですねー。

まだまだ先は長い!

今回はここまで!
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SAIからプリメーラへ改造するにあたって、全部をきっちり直していくのは無理ですが、せめて大きく目立つところは直していきたいと思っています。

まあ、手を動かさないと始まらないので、とにかくやってみましょう!


↑ 前回お見せした、側面図を重ねて比較したものです。(赤:プリメーラ、グレー:SAI)
このAピラーを切り離して後ろにずらせば、プリメーラに近づくんじゃないの!?


↑ ということで、切り離す位置にマスキングテープで目印を付けました。

フロントウィンドウはキットのものを使いたいので、その窓枠部分はいじらないようにしましょう。側面図の比較では一緒にずらしたほうがよさそうだったので、ボンネット部分も合わせて切り離します。

↑ そしたら、超音波カッターを使ってカット!

エチングソーとかを使えば、もっと切断面がきれいになるんでしょうけれど、この段階では『キッチリ』よりも『勢い』が大事だと思うので、まあいいでしょう。

↑ 10mmくらいカットしたルーフ部分を取り除いて、Aピラーの根元がドアのラインと繋がる位置にずらして合わせてみました。なんだか先行き不安!?


↑ 合わせ目がガタガタだったので、少しきれいにして合わせてみました。前バンパーも合わせています。
うーん、これでプリメーラに近づいたのかといえば、まだまだ全然分かりません...。でも、これでいいはず!!


↑ ここで悩んでいても仕方ないので、ずらしたところで固定して、シアノンで合わせ目を埋めました!

↑ で、ここからが新しい試みなのですが、まずはボディの外側をマスキングテープで覆って...



↑ ボディの内側にレジンを流し込みました!

裏返した状態にして、前、後、右、左、とそれぞれ流し込んでいきましたよ。


↑ マスキングを外したらこんな感じ。ボディはずっしり重くなりました。
このあと、『盛って』『削って』を大胆にやっていきたいので、こんな感じでボディの厚みを増しておきました。これで気兼ねなくゴリゴリとボディを削ることができそうです。

以前、
トラッド・サニーを作ったときは同じように、ボディの裏にポリパテを盛って厚みを増してから進めたのですが、
あとでその部分が凹んだりしたので、今回はレジンでやってみました。もうポリパテは使いたくないというところから、こんなやり方を思いつきましたが、うまくいくでしょうか!?

今回はここまで!
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梅雨はまだ明けないけれど、プロ野球はオールスターで折り返し。


次に作るのはこちらです!


(『新型プリメーラのすべて』表紙)
↑ 日産 プリメーラ(3代目)です!

初代プリメーラ(1990-1995)は欧州風のスタイルと走りで大ヒット。2代目(1995-2001)はキープコンセプトでしたが、3代目(2001-2008)ではガラッと変わって、モノフォルム感を強調したスタイルになりました。
そのスタイルは専門家筋からは好評だったとのことですが、私は当時「デザインがぶっ飛び過ぎて、なんだかよく分からない...」と思っていました。2代目までのプリメーラが好きだったので、それまでのスタイルから変わりすぎてしまったことへの反発もあったと思います。

でも最近、久しぶりに近所でこのクルマを見かけたら「あれっ、意外とカッコいいかも!?」と考えを改めました。このデザインの先進性に、自分の考えがやっと追いついたのかもしれません。

とはいえ、3代目プリメーラのプラモデルキットは出ていません。
(初代プリメーラは、タミヤからJTCCのレースバージョンが出てますが)
...ということで、こちらを改造して作ることにしました!

↑ フジミの「トヨタ SAI」です!

こちらを3代目プリメーラに改造していきたいと思います。
~どうしてこのキットを選んだか?~
SAIのキットを選んだ流れとしては...
「3代目プリメーラを作りたいけれど、そのキットは無いから何かを改造して作る?」
↓
「モノフォルムスタイルのクルマといえば先代までのプリウスか?」
↓
「先代プリウスのキットはあるけれど、5ドアハッチバックだから違うかー」
↓
「そういえば先代プリウスの兄弟車にSAIとHS250hがあったよね!?」
↓
「SAIは4ドアセダンだし、ちょうどいいのでは?」
↓
「ちょうど、作っていないSAIのキットがあった!」
...ということです。

SAIのキットは発売時に買ったのですが、それほど思い入れがあるクルマでもないので、このままだと一生作らずに終わりそうな感じでした。なので、たとえ失敗したとしても、無駄にしちゃったとかの後悔はそれほどないんじゃないか、というのもあったりして。



↑ ということで、まずは仮組みして、様子を見てみましょう!

...うーん、確かにモノフォルムっぽいけれど、3代目プリメーラと似ているような、似てないような!?
ただハッキリしたのは、そのまま使えるパーツはほぼ無いということです...。
でも、実車の車格は近いので、ホイールベースなどは変えないでいいでしょう。
まあ、細かいところはいいとして、大きく違っているのはAピラーの位置みたいです。

(『新型プリメーラのすべて』より)
↑ さて、こちらはプリメーラの実車写真です。

Aピラーはドアのラインに繋がっています。

(SAIのカタログより)
↑ こちらはSAIの実車写真です。
Aピラーはドアのラインよりもかなり前にありますねー。こっちのほうが「モノフォルム」っぽいのかも。

じゃあ単純に、ドアのラインを前に移動すればいいのかと思ったのですが、そうするとラインが前タイヤにかかってしまっておかしくなってしまいます。
ということは、やっぱりAピラーを後ろに下げないとダメみたいです。


(『新型プリメーラのすべて』より)
↑ で、こちらがプリメーラの側面図で、

(SAIのカタログより)
↑ こちらはSAIの側面図です。


↑ そしたら、画像ソフトを使って、2つの側面図を重ねてみました!

(赤:プリメーラ、グレー:SAI)
前後タイヤの位置を基準にして重ねました。シルエットは大体似ているみたい。前ドアのラインはほぼ同じです。やっぱりAピラーの位置が完全に違っています。
...じゃあ、ここを直せばプリメーラになるのか???

今回はここまで!
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