とりあえずノーマルの単体で作っていたTS050(2019)ですが、実は初めから情景モノにするつもりでした。なので、クルマ本体を作りつつ、ベース作りなどの準備をしていました。
で、どんな情景にしたかったかというと...
(『TOYOTA TS050 HYBRIDのすべて』より)
↑ 2019年、ル・マン24時間レースに勝利した直後のTS050(8号車)です!(
元写真 )
(この写真では寄りすぎていて状況が分かりづらいですが、引きの写真があるのでご確認ください。[
写真1 ] [
写真2 ])
表彰台の下に用意された布の上に止められて、金色の紙吹雪が散らばっています。24時間走り続けて、クルマはだいぶ汚れていますね。
左ドアが開いたままで、外したシートベルトが外にはみ出ています。また、日本国旗とGRの旗が後方に投げ捨てられて(?)います。
そう、この写真の様子を再現したいということなんです!
レースのテレビ中継を見ていたとき、表彰台に金の紙吹雪が舞う、この様子はすごく印象的でした。
↑ まずは、情景ということで、台を用意しないといけません。
いつも飾っておくのに使っているものよりも大きい、315mm×235mmのディスプレイケースをネットで購入しました。この上にアクリルのカバーが付いています。
中心部にはボルトで固定するための穴を開けておきました。
↑ それから、下に敷く青と緑の布を蒲田のユザワヤで買ってきました。余りそうだけれど、とりあえず50cmずつ。コスプレ衣装などに使う布などを置いているフロアで買ったのですが、光沢があってきれいな布でした。
(白い布は買ったけれど使いませんでした)
↑ それから、白色と金色のアイロンプリントをネットで購入しました。
こちらは、最初の元ネタ写真をよく見ると分かるのですが、敷かれた布の青色部分に金色の三角形、緑色部分に『24h LE MANS』『ROLEX』のロゴがプリントされているので、それを再現するために使うものです。
↑ まずは、簡単そうなやつから。青い布に金色のアイロンプリントを貼ってみました。
ハサミでチョキチョキと三角形に切り出したものを布の上に並べ、アイロンで熱を加えて、最後に保護フィルムを剥がしたら出来上がり!
これは簡単でしたよ。
↑ 面倒だったのは白い『24h LE MANS』と金の『ROLEX』のロゴです。
まずはネットで見つけたロゴの画像を反転して、普通紙に印刷しました。
↑ そしたらそれをスプレーのりでアイロンプリントの裏側に貼り付けて、定規とフリーハンドを併用しながら切り抜いていきました。バラバラにならないよう、一番下の保護フィルムまでは切らないようにしましたよ。
切り終わったら、不要な部分はピンセットを使って剥がしていって、使用する部分だけ保護フィルムに貼り付いて残しています。型紙に使った紙は、裏側に貼られた薄い保護フィルムの上に貼っていたので、きれいに剥がすことが出来ました。
↑ かなり時間がかかったのですが、切り終わりました!
ふぅ~、大変だったぜ...。
↑ そしたら切り抜いたやつを緑色の布の上に並べ、このあとアイロンを押し当てて貼り付けていきました。
↑ 両面テープを使い、アイロンプリントした布を貼っていきました!
資料写真を見ながら、ちょっと斜めにして、シワを付けていきましたよ。
実物は、青と緑の布は分かれているわけではなくて、青と緑に染められている一枚の布なんですよねー。だけど、布をきれいに染めるのは難しいので、こんな感じにしました。
↑ そしたら、ベースの上にクルマを載せてみました!
(ウェザリングはまだしていません)
どう?それっぽくなっているかな!?
ロゴの部分は、実家にまだあった『プリントゴッコ』(懐かしい!?)を使って印刷しようかなと最初は考えていましたが、アイロンプリントで済んだのでよかったです。
今回はここまで!
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TS050は残り部品を組み付けていきましょう!
↑ アンテナは0.6mm径の真ちゅう線に置き換え。ひし形のやつも何かのアンテナだと思います。こちらはキットのものをカッターで切り離しておいたものと、プラ板を切り出したものです。
↑ リアサスはネジ止め式にしていたので、ネジ止めしました。
↑ いよいよ、上下を合体!
ボディとシャシーとのあいだはネジ止め式に変更していたので、浮くとかズレるとかは、ならずに済みました。ただ、ウレタンクリアの厚みが影響して、左右のゼッケン部とのすり合わせがちょっと大変でした。
↑ 裏側はこんな感じ。取り付けのネジが見えるけれど、まあいいでしょう。
↑ ホイールとタイヤを取り付けました!
フロントはキットのままですが、リアは車高などを調整しながらこの時点でリアサスとブレーキ部分を接着・固定しました。
↑ 横から見るとこんな感じ。キットのままだと、リアの車高はもっと高めだったのですが、自分の好みで少し下げています。
↑ 仮の台にネジ止めして、ヘッドランプカバー、アンテナ、ワイパー、サイドミラーなどを接着していきました!
当たり前だけど、ナンバープレートは無いんですね。
↑ あとは、フロントウィンドウの後端付近にある、キルスイッチを作成してみました。白色にコーティングされた針金をくるっと丸めて、そこに赤と黒を塗りました。
必要なのは2個だけなのですが、小さくて無くしそうだったので多めに4個作っておきました。実際に、このあと1個は無くなってしまいました...。
あとは左ドアも付けないといけないですね。
今回はここまで!
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ほぼノーマルの状態で作っているTS050(2019)ですが、左ドアは開いた状態にすることにしていました。今回は、その左ドア部分を作っていきましょう!
(またちょっと長いです。)
↑ こちらが切り離された状態の左ドアです。表側はウレタンクリアを吹いて研ぎ出しまで終わっています。
↑ 裏側はこんな感じ。本来ならば完成すると見えなくなる部分なので、特にモールドなどはありませんでした。
↑ まずは、ボディと繋がるヒンジが必要なので、手元にあった厚めのエッチングパーツの余り部分(ステンレス?)を金属用のハサミで細切りにして、それを瞬間接着剤でくっつけました。
↑ ボディと合わせてみました!
だいたいイメージ通りかな。ボディ側には穴を開けて、そこにヒンジを差し込んでいます。どうなるか心配だったけれど、まずは一安心。
ということで、開いた状態にするのはなんとかなりそうなのですが、ドアの内側をどう表現するのかが問題でした。ネットや資料本を見てもその部分が詳しく分かる写真が無かったので、このまま何もなく黒っぽい感じにしておけばいいか、と思っていたのですが...
↑ 1月に行った東京オートサロンに実車がありました!
TS050の実車があると知らずに行ったので、『超ラッキー!』と興奮して、パシャパシャたくさん写真を撮ってしまいました。
↑ その、よく分からなかった左ドアの内側はこんな感じでした。ドアを開けた状態にしてくれたので、見ることが出来ましたよ。
全体の色は濃い目のグレーでいいのかな?と思ったら...
↑ フラッシュを使って撮影すると、カーボン柄だ!
そっかぁ、中はカーボンむき出しなのか...。
這っているむき出しのワイヤは、ドアのロックを外すためのものみたい。
下の方にはダンパーらしきものがついていますね。
前の方にぶら下がっている赤いものは、ドアを閉めるための引き手なのかな?
...実物を見られて嬉しかったけれど、やることが増えちゃったよー!
横浜と四国のオー集は中止になっちゃったし、じっくり作っていきましょうかっ。
↑ 様子が分かってしまったので、この写真を参考にして、なるたけ再現することにしましょう。
で、右側はドア本体で、ウィンドウのクリアパーツを接着した状態です。
左側は0.5mm厚のプラ板を切り出して作った内張り。
下にあるのは首周りを保護する部品ですが、こちらは元々キットに入っていたパーツです。
↑ で、内張りを接着してから、カーボン柄のデカールを貼りました!
↑ デカールを貼りっぱなしのままでは、このあとの作業で剥がれてしまいそうなので、ガイアのEx-クリアーをたっぷり吹いておきました。
↑ ブラ板やプラ棒、アルミテープなどで作ったパーツを接着!
このあと半ツヤクリアを吹いておきました。
↑ 残りの部品を接着して、左ドアが完成!
赤い引き手は、プラ棒をロウソクで温めて曲げて作成しましたよ。ごちゃごちゃと部品がついて、それっぽくなったかな。ダンパーはあとで追加しましょう。
雑だったり大げさな感じもあるけれど、何も無いよりはいいんじゃないの!?
今回はここまで!
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オープン戦の結果は、まだ気にしなくて大丈夫なのか!?
さて今回は、研ぎ出しが終わったTS050のボディに、部品を組み付けていきましょう!
↑ その前に、ボディ内側の内装部分に、組立図の指示通りにデカールを貼りました。
↑ こんなところにもデカールを貼る指示が!
実車の資料写真を見ると、確かにリアカウル後端の内側に、それらしきものがあるけれど、細かいよねー。
↑ ここからが本格的な組み付け!
まず、フロントサスペンションを組み付け・接着していきました。この部分は組立図の順序とは違っているので、ちょっと難儀しました。
↑ ダッシュボードなどを組み付けたあと、
SOFさんの製作記を参考 にしてあとハメ加工したルーフとフロントウィンドウを組み付けました。
↑ ステアリング、シートなども組み付け。暗くて分かりづらいかな?
↑ フロントスポイラーをこの時点で接着しました。合わせ目を消したいので、塗装前に接着しておくのが理想だったのですが、塗装や研ぎ出しの関係で、どうしてもここだけは最後に接着することになります。この部分の処理もSOFさんの製作記を参考にやっていきました。
↑ ちなみに、裏側はこんな感じ。
↑ その合わせ目を消したいので、まずシアノンを盛って...
↑ ペーパーがけ!
せっかく研ぎ出しまでやったボディを傷つけないよう、マスキングをしてからやっていきました。
↑ 黒サフを吹いてみたら、だいたいいい感じみたい。
でも、小さいキズやヘコみがまだあったので、#500のビンサフで埋めて処理してからガイアのEX-ブラックを吹いて...
↑ デカールを貼りました!
きれいに貼れたみたいで、よかったです。たくさんあったデカールも、これで全部貼り終わりましたよ。
↑ 半ツヤクリアを吹いたら、いい感じにまとまってくれました!
フロントスポイラー部分は、うまくいくかどうか気にかけていたところだったのですが、きれいに仕上がったのでよかったです。
今回はここまで!
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TS050は研ぎ出しが終わったので、組み付けていく部品を仕上げておきましょう!
(ちょっと長いです。)
↑ ワイパーは社外品のエッチングパーツでちょうどいいものがあったので、置き換えることにしました。
↑ メタルプライマーを吹いてからセミグロスブラックを吹いて、ワイパーが完成!
↑ さて、こちらはハセガワの「リベット スタンパー 直径0.4mm」です。これを使って何をするかというと...
↑ ヘッドランプカバーのリベット部に、厚めのアルミテープを「リベットスタンパー」で打ち抜いて貼っていきました!(左:貼る前 右:貼ったもの)
この部分、筆で塗っていけばいいだけの話なのですが、大きさを揃えたかったのでこんなやり方をしてみました。ただ、打ち抜いたものをピンセットで剥がして貼っていくのはかなり大変でしたが、その割にそんなにきれいに仕上がったわけでもない!?
(今思い返すと、こんな面倒なことをせずに、マスキングテープをリベットスタンパーで打ち抜いてエアブラシ塗装すればよかったのかも?)
↑ シャシーなのですが、資料写真を見るとカーボン柄が目立つところがありました。
なので、こんな感じでタミヤのカーボン調デカールを切り出して...
↑ デカールを貼りました!
どうも、組立図に「セミグロスブラック」と指示がある箇所は、実車では全部カーボン柄っぽいです。でも全部やるのは大変なので、気づいたところや目立つところだけカーボン調デカールを貼ることにしました。資料写真でもカーボン柄に見えたり、ただの黒に見えたりだし。
↑ タイヤにはタイヤマークを貼るのですが、その前にホイールにはめた状態でマスキングをしてからフィニッシャーズのマルチプライマーを吹いておきました。
↑ そしたら、タイヤマークを貼り付け!
タイヤマークを貼るという作業は初めてでしたが、
模型転倒虫さんのブログ を参考にやったらうまくいきました!
↑ で、資料写真などを見るとタイヤには「FR」「TMG 8」などの文字が書かれているようなので、白のマッキーで書き込んでみました。
書いた直後はこんなもんかなと思ったのですが、あとで資料写真と見比べると、ちょっと太すぎたみたい。でも、これ以上細く書くのは難しいので、まあいいか...。ちょっとしたアクセントにはなったでしょう。
↑ ホイールのナット部分は、シルバーのあとにクリアブルーを吹いて、そのあとスミ入れをしておきました。
↑ そのナットを接着して、ホイールとタイヤが完成!
タイヤマークと白文字の保護のため、タイヤ部分には半ツヤのクリアを吹いておきましたよ。
↑ よっしゃ、どんどんやっていこう、と進めていたらハプニングが!
ヘッドランプカバーを割ってしましました...。
床に落として、拾おうと思って椅子を引いたら、「バキッ」と嫌な音が。ちょうど椅子のキャスターのところに落ちたようで、踏んでしまいました。ガックシ。
でも、
2018年版のキットも持っていた から、そっちのやつが流用できるのでそれほど焦らずに済みました。
普通のパーツならば接着して塗り直せばいいんですが、クリアパーツが破損しちゃうとどうしようもないんですよねー。
こんなこともある!
今回はここまで!
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